開業にあたって
弊社は開業にあたって、以下のことを意識しました。これは、京セラの創設者である、稲盛和夫氏の経営哲学に通ずるものですが、「事業が利益優先になっていないか」「事業の成功が自身の名誉のためになっていないか」「事業が顧客に喜んでもらえるものであるか、結果として社会貢献できるものであるか」ということです。先日もお話させていただきましたが、ブライダル業界は、少子化、ナシ婚の動きの中で、危機に瀕しています。そういう時だからこそ、目先の損得勘定や、会社の体裁ばかり気にして、顧客の利益が後回しになっている企業は、淘汰されていくと思います。世間は、企業の経営スタンス、営業スタンスを見ていないようでしっかり見ています。外面だけ着飾っても、内面に確固たる信念を持たない企業は、それを見抜かれてしまいますし、結果として顧客の信用も失ってしまいます。だからこそ、会社経営は、確固たる信念を持って臨まなければなりません。それは、結局のところ、事業の成功の先に何を見るかだと思います。弊社の使命は３つです。「すべての人が祝福できる結婚式にすることで、人との絆をより強固なものにすること」「日本の伝統である気品（美）を守ること」「人生の紆余曲折を経て、生涯のパートナーに出会い、人生の再出発を迎える、期待と同時に不安を抱えるカップルの支えになること」、これにつきます。特に最後のものに関しては、今まで幸福な人生を送ってきた方ばかりではなく、大きな失敗や試練を経験してきたかたもおられるかもしれません。そのような方に、「今までの苦労はこの日のためにあったんだ」と結婚式をターニングポイントとして、自身の人生に自信をもってほしいと思っています。本来、入学式や卒業式もそういうものだったのではないでしょうか。大人になるとそのような機会がめっきり減ってしまいます。だからこそ、大きい小さいは別として、一つの人生の節目として結婚式が必要なのではないかと弊社は考えています。
2024年06月10日 12:30
